ピアノ教室の月謝って高くない…?
独学は安そうだけど、一人でピアノってできるようになるの?
ピアノを習得するには、人に教わる方法と、自分で勉強する方法があります。
- ピアノ教室で先生と対話しながら学ぶ
- 教材を買って独学でDVDや教本を見ながら学ぶ
その選択が自分に合っているのか不安になりますよね。
本記事では、そんなあなたの不安と悩みを解消すべく、教室と独学の違いを比較します。
あなたの目標に見合ったコストでピアノを習得する方法を見つけましょう!
ちなみに私は月謝7,000円、発表会費5,000円/年の教室に10年以上通っているので、ピアノという趣味に100万円以上費やしている計算になります。
結構お金が掛かっていますね!
- ピアノ教室に通うメリットとデメリット
- 教材を使った独学のメリットとデメリット
- 教室と独学どちらがよいか?
まずは教材を使って練習してみることをおすすめ
結論から言うと、まずは教材を用いて独学でピアノの基本的な部分を学ぶのが良いです。
何も知らない状態でピアノ教室に入会しても、まずはお勉強から始まります。
簡単にでも楽譜の読み方を覚えないと、楽器を弾くのは難しいですよね。
自力でも勉強できる部分を高い月謝を払って先生に教わるのはもったいないです。
教材を使ってピアノの基本的な部分をある程度習得出来たら、教室に通うのがスムーズです。
とはいえ、教室にも教材にもそれぞれ長所と短所があるので比較してみましょう。
教室に通うメリット・デメリット
ピアノ教室に通う、というのは皆さんが思い描く通りのピアノ練習方法です。
一人または複数人の生徒がピアノを弾きながらその場で先生に指導してもらいます。
ピアノ教室のメリットとデメリットは以下の通りです。
ピアノ教室のメリット | ピアノ教室のデメリット |
---|---|
練習とオフのメリハリがある 客観的に正しい指使いを教えてもらえる 専門的な知識を教えてもらえる 音楽仲間を得られる | お金がかかる 通うための移動時間がかかる 受講のための時間に縛りがある 人付き合いが発生する |
教わるか独学するかで大きく違うのは、「場所」「時間」「人とのかかわり」です。
教室で学ぶメリットは後述しますが、「先生」という人と関わる点がメリットにもデメリットにもなります。
先生がついていれば、わからないところや間違ったところはすぐに教えてもらい、是正することが可能です。
また、レッスンの前後には世間話などしてよい話し相手になってくれることもあります。
逆に懸念点としては、先生とウマが合わないとレッスンの度に気疲れしてしまうかもしれません。
これは入会を決める前に体験レッスンを受けて対策しましょう。
また教室によってお中元やお歳暮、発表会のお礼を送る習慣があったりし、これが負担と感じる人もいます。
私は先生と旅行のお土産を送りあったりしており、それも一つの楽しみとなっています。
教材で独学するメリット・デメリット
独学に使えるピアノの教材の形態は様々です。
- 初心者向けの楽譜
- 楽譜や教科書にCD、DVDが付属しているもの
- 楽譜や教科書に映像や音源のダウンロード先が記載されているもの
初心者向けの楽譜を買ってきて、細かいことを考えずにまずはとにかく弾いてみたり、
DVDと教本がセットなっているものなら、DVDで先生のレッスンを視聴し、教本を見て実際に弾いたり勉強したりします。
教材の | メリット教材のデメリット |
---|---|
自宅で受講できる 繰り返し受講内容を確認できる 安い金額でピアノを学べる 都合の良い時間に学べる | 挫折しやすい 一人でもくもくとやる必要がある 不明点は自分で調べる必要がある 正しく学べているかがわからない |
独学は先生に教わるのとは真逆で、安価で練習の自由度は高いですが、何もかも自力で頑張らないといけません。
間違いを指摘してくれる人がいないので、一度間違った解釈で学んでしまうとずっと直らない可能性があります。
また、わからないところが出てきた際に自力で解決できず、そのまま挫折してしまう危険があります。
教材の中にはわからないところを質問できるサービスがついているものもありますので、そういった教材を購入するのも手です。
以下の記事で紹介している教本も、わからないところを問い合わせられるサービスがあります。
教材を使った独学ならピアノ教室に通うよりお手軽!
安い金額でたくさん学べる
教材のメリットといえば、金銭面です。
たくさんの内容を安い金額で短期間で学習することができます。
一度買ってしまえば、「忙しくて全然ピアノの練習ができない」なんて時期があっても余分なお金が出ていくことなく落ち着いたらまた再開できます。
自分の都合や目標に合わせて自由に練習できる
そんなに気合をいれて練習するつもりがない人や、毎週決まった時間を作って指定の場所まで通うのが難しい人もいるでしょう。
そんな人には特に教材での独学はお勧めです。
練習や勉強をしたい時にできます。
外出するための手間が必要ない
外出するには身支度をしなくてはならないです。交通費もかかります。
暑い時期や寒い時期は玄関のドアをあけるのも億劫になる人もいるでしょう。
教材なら、ピアノ教室に通うための移動時間も練習に充てることができます。
やる気になったらスパッと始められるのが利点です。
教材で練習するときのポイント:毎日少しでもピアノに触れる
一人で自由な時間と場所で練習できるというのは利点でもありますが、欠点でもあります。
それは、サボりやすい環境になりがちという点です。
練習を強制してくれる人(=先生)がいないので「やる気が出ないからやらない」がまかり通ります。
そんな時は「とりあえず5分だけ練習する」つもりで、ピアノの前に座ってみましょう。
毎日少しだけでも練習できれば上達につながりますし、「ベビーステップ」と言って一度始めればやる気が出てくるというのが心理学的に実証されています。
鍵盤に触れる気すら起こらないときは、楽譜を眺めたり教本を読み返すだけでもいいです。
イメトレだけでも、ピアノの習得に効果があるとされていますよ!
本格的にピアノを極めたいなら教室に通ったほうが良い
練習にメリハリをつけられる
先生に見てもらうことで、ピアノを弾くにも緊張感が出ます。
独学よりも集中して練習できます。
また、毎度のレッスンを無駄にしないためにも予習・復習を行おうというモチベーションもついてきます。
ピアノは上手になりたいけどサボり癖がある人は教室に通うのがオススメです。
一人では自覚できないクセを指摘してもらえる
もちろん、教本でも指の動かし方を学ぶことはできます。
ただ、それを正しく習得できたかどうかを客観的に確認するのは難しいです。
先生に見てもらえば指や肩に変な力が入っていないか、姿勢は正しいかなど第三者の目線で弾き方を矯正することができます。
独学では得られない専門的な知識やコツを教えてもらえる
ピアノ教室では、教本では学ぶことのできない音楽の豆知識や、ピアノを上手に弾くためのコツを教えてもらうことができます。
一人では見つけることのできない、新しい音楽の世界を発見できるでしょう。
また、特に生のピアノでは、打鍵の速さや力強さ、指や腕の運び方で音の表現がガラリと変わります。
目の前で良い例、悪い例を自在に実演してもらえるのも教室のメリットです。
趣味の仲間と出会うことができる
社会人になると、友達と遊ぶ機会が減ってくる人も多いです。
気づけば話し相手は家族と会社の同僚のみ…なんて方はいませんか?
ピアノ教室で新しく音楽仲間を増やすことで、新しい価値観に出会えます。
マンツーマンレッスンの教室でも、発表会など出会いの機会は十分にあります。
他の人の演奏を聴いたり、家とも仕事とも関係のない人との会話は人生に良い刺激を与えてくれるのでオススメです。
ピアノ教室を最大限に活かすためのポイント
教材と比べた時のピアノ教室のデメリットは「見返すことができない」点です。
せっかく高いお金を払ってレッスンを受けたのに、帰ってから「あれなんだったっけ?」となってはもったいないです。
メモや質問を積極的にしましょう。
許可が得られるのなら録音・録画してしまうのもアリです。
まとめ
結局、どんな人がどちらに向いているか?
結局あなたは教室と教材どちら向きだと感じましたか?
それぞれどのような人にオススメできるか、表にまとめました。
教材がおすすめ | 教室がおすすめ |
---|---|
自発的に積極的に練習できる人 安くピアノの練習を始めたい人 自由な時間がとりづらい人 面倒くさがり屋 | サボり癖がある人 ピアノを確実に極めたい人 新しい出会いが欲しい人 時間に余裕がある人 |
まずは教材を使ってピアノに挑戦!
ピアノ教室と教材のメリット・デメリットを何となく感じていただけましたでしょうか。
比較したけどやっぱりどちらがいいか決めきれない人は、まずは教材を使って独学でピアノを練習しましょう。